ピッツォッケリ(パスタ)とは?特徴について
ピッツォッケリはイタリアのロンバルディア州ヴァルテッリーナ地区からスイスにかけての地域の伝統的な名物のパスタです。
特徴としては、材料表記に小麦粉だけではなく蕎麦粉を使用しているということです。蕎麦粉と小麦粉の割合は、8対2から2対1など、作る人によって若干の違いがあります。
これらの地域は、山岳地帯に位置しているため、小麦の栽培が困難でした。そのため、小麦に蕎麦粉を加えて作られています。
蕎麦粉を使用していることから、一般的なパスタとは異なる食感を楽しむことが出来ます。とはいっても日本で食べる蕎麦とは異なる食感です。
ピッツォッケリの形は、太さが10mm、断面の厚さは1.5mm、長さは70mmの短冊状で幅広のきしめん状です。ショートパスタとしては長く、ロングパスタと言うには短いサイズです。
これは、蕎麦粉が材料に入っているため、小麦粉のみのパスタと比べて長く伸ばすことが出来ない為とされています。
ピッツォッケリの語源は諸説ありますが、潰すを意味する「ピンザレ」、少部分を意味する「ピツ」に由来していると考えられています。
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ピッツォッケリ(パスタ)の茹で方や茹で時間
ピッツォッケリは少し厚みもあるため茹で時間は10分~15分前後と通常のパスタに比べてやや長めです。
茹で方は通常のパスタと変わらず、たっぷりのお湯の中に適量の塩、ピッツォッケリを入れ、指定の時間通り茹でます。
ピッツォッケリ(パスタ)に合うソース
ピッツォッケリは「むっちり」「もったり」といった重ための食感なので、こってりとした高カロリーなソースでお腹を満たす食べ方が相性良くおすすめとされています。
ピッツォッケリと合うソースは、バターとチーズをふんだんに使って脂っこいテイストに仕上げると美味しく食べられるでしょう。チーズが香るので、ワインとの相性も合います。
おいしい食べ方は他にもありますが、定番とされていますし簡単に作れるので、ピッツォッケリの入門として多くの方が食べている食べ方です。
ピッツォッケリを使ったパスタのレシピ
ピッツォッケリを使ったレシピですが、キャベツやジャガイモと組み合わせるのが定番で相性がいい食材です。
この二つを一緒に茹でて、バターとチーズのソースをたっぷり絡めて作るというのがソバの産地ヴァルテッリーナ地方の郷土料理です。
一見素朴に感じますが、濃厚なチーズと柔らかい生地の相性は抜群なもの。パスタの茹で汁とチーズの塩気で味がしっかりするので、塩等の調味料を使う必要はないようです。
冷蔵庫にあるものですぐに作れるので、その季節の食材や好きな具材で合わせてピッツォッケリを使ったパスタを作ったらやみつきになってしまうでしょう。
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