ピチ(パスタ)とは?特徴について
ピチ(イタリア語表記:Pici)とはロングパスタの一種でスパゲッティーよりもさらに太さのある形状が特徴です。
手でパスタを長く伸ばすという意味の「appiciare アッピチアーレ」という方言が語源です。発祥地はトスカーナ州のシエーナという場所です。
呼び方は地方によって異なり、モンタールチーノ地方では「ピンチ」と呼ばれます。
小麦と水だけできており断面は丸く、うどんのような太さに加えてそのもっちりとした食感と強いコシが特徴のパスタです。
出来立てが重要なのパスタもありますが、こちらはそうではない点が特徴です。のど越しやアルデンテなどを楽しむ種類のパスタではないので、茹でたてを気にせずパーティーなどで大皿で出しておくのにも向いています。
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ピチ(パスタ)の茹で方や茹で時間
ピチの茹で方は、普通のパスタと同様、たっぷりと熱したお湯に入れて茹でます。
ピチの茹で時間は、柔らかめが好みの人は少し長めの20分弱がおすすめです。
太さや長さで茹で時間を調節する必要がありますが、固めがお好きの方は10分すぎから注意深くみることをおすすめします。
ピチは余裕をもって、たっぷりのお湯に塩を少し加えて茹でていきます。2分から3分ほど茹でるとピチが浮き上がってくるため、そこからさらに1分程度茹でてお湯を切ります。
ピチ(パスタ)に合うソース
ピチに合うソースは具材の少ないシンプルなトマトソースやポルチーニソースやキノコのソース、ラグーソースやニンニク系統の味とも相性が良いです。
それにキノコなども組み合わせるとより美味しい食感も楽しむ事ができるためおすすめで、おいしいと思える代表的な食べ方となります。
海の幸の魚介などではあまり食べる事がないため、たっぷりのトマトソースが一番です。
ピチを使ったパスタのレシピ
ピチを使った簡単レシピには蟹のトマトクリームパスタがあります。食材はカットタイプのトマト缶と蟹の缶詰を利用してできるためお手軽です。
材料は、
- ピチ200g
- 玉ねぎ4分の1
- トマト缶200g
- カニ缶50g
- 生クリーム100ml
- 塩コショウ少々
です。
調理方法は、みじん切りにした玉ねぎをオリーブオイルで透き通るまで炒めたら、トマト缶を加えます。さらにカニ缶と生クリームを加えて、塩コショウで味を調えたらソースが出来上がります。
最後に茹で上がったピチとソースを絡めて蟹のトマトクリームパスタの完成です。
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