ニョッキ(パスタ)とは?特徴について
ニョッキとはイタリア料理のひとつで、小麦粉に潰したジャガイモやホウレン草などを練り込んで作る団子状のパスタです。一般的なパスタとは違い、小麦粉にでんぷん質を練り込んでいるのが特徴です。
かつては、他のパスタと同じように小麦粉を練って作っていましたが、18世紀半ばにアメリカ大陸からジャガイモがヨーロッパに伝来したことにより、現在のような形になったと言われています。
「ニョッキ」という可愛らしい呼び方ですが、この言葉そのものは「塊」という意味になります。その形状から、ゲルマン語で木の節目を意味する「nocca(ノッカ)」が語源だと言われています。ニョッキは「gnocchi」と表記されます。
ニョッキの最大の特徴は、その食感です。ジャガイモなどでんぷん質を練り込んでいるため、モチモチとした食感です。そのため、よく噛んで食べることから少量でも満腹感を得られます。
ニョッキがダイエットに向いているのも、このような理由からです。またニョッキの形状は団子状です。太さ3cmほどの棒状に伸ばし、包丁で1cmほどに切っていきます。切ったニョッキを丸めて、フォークの背で模様を入れるのが一般的です。
これは、崩れにくい形を模索して出来た結果だと言われています。この可愛い形の断面を楽しむのもいいでしょう。
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ニョッキ(パスタ)の茹で方や茹で時間
ニョッキの茹で方は、まずできるだけ大きな鍋を用意してたっぷりのお湯を沸かすようにします。その際の目安としては、100gで2リットル程度です。100gは概ね一人分に相当します。
お湯を沸かす際には塩を入れ、沸騰したら鍋に入れていきます。浮いてくるまで茹でるのがひとつの目安ですが、茹で時間としては大体2~4分程です。
他のパスタと比較すると短時間で茹でられるのが特徴と言えます。浮いてきたらザルを使ってすくい上げ、温かい内にソースと絡めたら出来上がりです。
ニョッキ(パスタ)に合うソース
ニョッキはちょっと可愛らしい形のパスタですが、それに合うソースは意外と難しいものです。相性の良いお奨めのソースをご紹介します。それはジェノベーゼです。
バジルを沢山使ったもので緑一色のパスタでとてもおいしいです。
作り方はバジルにニンニクとオリーブオイル、そして松の実を一緒にミキサーで混ぜるだけと非常に簡単で少し塩を加えただけのシンプルなものですがニョッキに非常に絡むため、より濃厚に味わう事ができるのでおすすめです。
その他にもトマトソースやクリーム系のソース、チーズ系のソースにも合います。
ニョッキを使ったパスタのレシピ
ニョッキは小麦粉にジャガイモやカボチャなどを練り込んだパスタの一種で棒状に伸ばしたものを小さく切った食材です。日本でも最近はよく見かけるようになりましたが、イタリアでは昔から手作りされている家庭料理のひとつです。
基本のレシピは簡単で、やわらかく茹でたジャガイモの皮をむいてフォークなどで潰し、そこに薄力粉や卵黄、塩を入れます。お好みでパルメザンチーズを加えてもおいしくなります。
これをひとまとめにして2センチぐらいの棒状に伸ばしていきます。次にそれを小さく切って丸め、ソースが絡みやすいようにフォークを押し付けて模様を作ります。
後は鍋に塩を加えた多めの水を入れ、沸騰したらニョッキを入れ、浮いてきたところを取り出して水気を切ってください。トマトソースやジェノベーゼソースに絡めて美味しく食べることができます。
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